アーケードスティックを作ってみた
<説明>
格闘ゲームやシューティングに最適なアーケードスティックが沢山販売していますよね。
しかし自分に合ったスティックが見つかるも自分が遊びたい機種用で無い事が有りますよね。
そこで自分が使いたい機種のいらないコントローラーの基盤を内蔵(配線)させて使うというものである。

<注意事項>
最近のゲーム機の連射回路は、制御IC内部からスイッチに流れる信号をON/OFFしているタイプの
連射を使っているため外部に取り外しできる状態で取り付けたスイッチを連射対応にさせることはできても
他の機種用に転用することはできませんので複数の機種に対応させる場合は注意が必要です。

<改造方法>
<改造原理>

この回路図が今回の配線方法で回路図のスイッチの記号が追加するコントローラー基盤の
スイッチの接点の部分を表しており接点同士がショートして上に伸びる線がスティックのスイッチにつながる線である。
で左の回路が通常の配線ですがこの方法だと流れる信号の強さが機種ごとに違うため
基盤上のIC内部や集積抵抗等の部品が並列に繋がった個所を経由してボタンが同時押ししたのと同じ反応を見せる事が有ります。
それを解決したのが右の配線方法で2機種以上同時につなぐ場合は1機種目は直接スイッチに配線し残りの回路はダイオード経由でつなげると
スイッチが絶縁され同時押し現象はなくなるかと思います。

<連射回路について>
連射回路は、さっき説明したように最近の機種の回路は機種ごとに信号が違うため
多機種対応時は使えませんがマイナス端子側をON/OFFさせる連射回路の場合は、多機種対応に使えます。
まず連射回路の付いたコントローラー基盤にある連射回路のVCCをゲーム機のメイン回路のVCCと切り離し
一度連射機能を使えなくします。そしてダイオード経由でメイン回路のVCCに繋ぎ直します。後は他の機種のVCC端子からダイオード経由で
つないでいくだけ。なぜそうしないといけないかというと使用していない回路のICに連射回路のVCC経由で電流が流れたら
無駄に電力を消費するうえ災厄コントローラーの電力の定格を超え本体又はコントローラ回路の故障または本体の保護回路の断線を防ぐためでもある。

僕は、連射回路のないコントローラー基盤を配線したため連射回路を追加させました。
<今回使用した連射回路キット>
今回のやつは大阪日本橋に本社がある共立電子のネットショップで売っている
タイマIC555を使った連射キットです。


販売ページ ここ

この連射キットの説明書によると基盤にあるスイッチを使い連射させると説明していますが
コレだと1つだけしか連射できませんが、この回路は連射させたいボタンのマイナス側を切り離し
切り離したマイナス側を連射回路に繋ぐだけで連射専用ボタンなる仕様です。
でもコレだと連射なしの操作が出来なくなるのでスイッチで連射なし(GND直接)と連射回路経由と繋げれば良いのである。
なお連射キットの連射入力の接続先にAとBがありますがAが連射回路のボタン経由でBが常時連射機能ONで
説明書にはBは普段は必要ない的な説明だが実際にはBしか使わないのである。

<今回制作したスティック達>

<アスキースティック初代>

これは、ファミコンのアスキースティックにPCエンジンの2ボタン回路と
セガマークVのコネクタを配線し連射回路を追加させたものである。
元のスティックの棒が短かったので破壊してしまったNEO・GEOの初代ステックの棒と交換した。
いちようMSX用の初代アスキースティックが販売されていたとか。

<バーチャースティック改>

これは、バーチャスティックからサターン回路を外して連射スイッチのスライド部分の穴に追加した連射回路用の
スイッチをつけたものにUSBジョイパッド・ファミコン・スーファミ・アタリ仕様を配線いたしました。
右上の切り替えスイッチは、スーファミでBボタンとYボタンがメインのゲームだと押しにくいのでAとBの位置で使えるように切り替える
ものである連射速度変更用の可変抵抗も付けました。セレクトは後ろにさりげなく配置させています。
しかし配線がごちゃごちゃですぐには完成しないし故障時の修理がしにくいのが難点。

僕的に8ボタン仕様のスティックの中では1番使いやすいと思っています。
※スティックのバネを交換しないとスティックが硬くて使えないと不評なバージョンもあり

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