韓国製キーボード型ファミコン
説明とお断り
この互換機は、パチモンTVというゲームショップにネット通販でザッファミリーという名前で売られていた
キーボード兼本体のMSX風なファミコンでカセットが無くても内蔵されたゲームで遊べます。
この本体は、箱の写真や説明書の雰囲気から推測すると小さい子供が算数や英語の勉強をしつつ
パソコンのタイピングを覚えようという感じなのにプログラムも打てる豪華仕様。
また正式名称がハングル表示なので日本語に訳したくても訳せないのでキーボード型と表記させます

本体等の写真

コレが箱の写真です。家族皆で遊ぼう!!という感じが出ていますね。


コレが本体です。アダプタの画像はありませんが日本と電圧の仕様が違うため
ファミコン対応のアダプタを使えば遊べます。
ですがディスクシステムはRAMアダプタのケース部分の高の関係上基板だけの状態で挿せば
動きますが何時も通りに拡張音源がならないのでゼルダのBGMがROM版よりしょぼくなりガッカリ
なお内臓ゲームの中にあるカレンダーは、2004年までしかないようである。
(再販版だがゲームの内容は一切変更されていないようである)

付属のコントローラーでボタンの押した感触がファミコンのコントローラーの感触に近いため
お勧めで純正ファミコンの外部端子に繋ぐと2P専用として動く配線ですが何故か今回の本体は、
日本のコントローラー(1P専用配線)にも対応しているという親切仕様でした。
一番最後に互換配線の表を掲示しますね。

えー純正ファミコンのコントローラーも使える件ですが実は、純正で言うところの外部端子の電気信号で動いているらしく
ジョイスティック未対応のロードランナー等では、動きませんでした。1P端子にも配線してる模様
また2P端子は1部の拡張機器に対応させてあるみたいで(拡張端子の2P用電気信号を使った機器以外)
なので誤作動しながらもファミベのキーボードが認識した。
(その結果から1コン用を2P側専用に切り替えるセレクタを作る予定です。)



最後に付属していたカセットの写真です。
左のカセットが別売りっぽい英語の勉強が出来るカセットで
右が160in1なのですが、以前売られていたバージョンの76in1より質が悪くダブりだらけで
カセットの絵がパロディウスですがそんなゲームは入っていません。しかも箱のつめが直ぐ折れた
でパッケージを良く見たらメガドライブのパッケージをまねたのかメガドライブの
ジャンルや対応人数のロゴが印刷されいる

おまけ
ここでは、この本体のコントローラーを純正の1P用として動かすための配線の表を掲示します。
ピンアサイン日本版韓国版
VCC1515
CLK149
OUT138
P/S1212
GND11
で自宅では、Newファミコンの端子に外部端子のコントローラーを繋ぐ
変換プラグを作っていたのでそのプラグに追加配線して対応させました。
なお解っていると思いますが拡張端子に今回の変換配線を施工すると信号がショートし
本体が故障する可能性があるので注意(・・・・って誰も改造しないか)

更におまけ
ここでは内臓ゲームの紹介動画が見れます。

コレは、紹介動画が長いので半分ずつ公開したうちの前半部分です。
Gベーシックは、ファミコンのファミリーベーシックV3を改造したものでサンプルゲームは起動できないようです。
データレコーダに記録できない代わりにプログラムリストをプリンタで印刷できるようだが、コマンドがわからない上
プリンタが無いので断念。 またもぐら叩きは、キーボードのキーを使います。


コレが後半部分でFベーシックは、キーボードの認識ミスかエンターを押すと[ と入力されます。
カレンダーがやっぱり2004年で終わっていますね。また音楽を演奏させるツールも付いています。


後半部にあったミュージックプレーヤーの音楽を連続再生させた完全版です。長いため2つに分割してアップしています。
韓国で有名な童謡ですがエーデルワイス以外で日本でも歌われている曲は、ありますかね
(韓国語がわかる方タイトル教えて。)


内臓ゲームになかの作曲&演奏ツールのサンプル曲でジングルベルとベートーベンの第九でした。


本体は、手抜き配線の拡張音源対応(1部音源が聞こえない)でコレが必要だから配線し たということが判明しました。
内臓ゲームでは解りませんでしたが、付属していた英語の勉強カセットが喋るんです。
英単語ゲームで答えを入れたら喋るんです 動画のゲームは、複数形に単語を変換するゲームみたいです。


コレがカセットの基板ですが任天堂公認のカセット並に作りこんである通常の互換機用の回路は、
IC回路を基板上に組み込み樹脂をつけて絶縁する通称鼻くそチップのみの簡単回路なのに・・・すごい
この回路の中に人間の声を再生させるICレコーダみたいな回路がある模様。
そして右画像の赤丸がが内臓音源から再生された音を入力し拡張音源を混ぜて出力する端子軍ですが通常は、
ジャンパ線代わりにショートしているだけなのにICに繋がる回路が繋がっています。

せっかくディスクシステム対応なのに外部音源と内臓音源をミックスする端子が
ショートしてある影響で拡張音源のみ聞こえない現象が出てしまいますのでせめてディスクシステムの音だけは完全に鳴らしたい
だから
予備のRAMアダプタ(純正本体用に)を購入したことだしRAMアダプタの改造を施工いたします。

まずケースを外し基板だけの状態にします。
(本体の凹凸の関係で基板だけでないと刺さらないようです。)

次にカセットの端子の46番と45番のピンを探し端子の金属部分を外してしまいます。
すると拡張音源に完全対応の本体では内臓音源ですら音が出なくなります

そして互換機付属の映像ケーブルを半分より短いぐらいに切断します。

基盤に有る拡張端子のネジ穴のところに内臓音源を拡張音源に入れるための接続端子取り付けるので基板に
取り付けるためのネジ穴を開けた後映像と音声端子を取りつける

切断したケーブルのマイナス端子側を映像と音声側と1つにして半田コーティングし
そして映像側は、直接先ほどの基盤の映像端子に繋げ音声側は、RAMアダプタのカセット端子の
45ピンに繋げ46ピン側から先ほどの基盤の音声端子に繋ぐ
なおケーブルのマイナス側は、映像・音声端子のマイナス側に繋ぐだけで良いです。

そして先ほどの基板の半田面に絶縁テープを貼ってからネジ止めすれば完成
後はアダプタのビデオケーブルを互換機に繋げアダプタの出力端子にテレビに繋ぐ
ケーブルを繋げて起動させると拡張音源と内臓音源がバランス良く鳴ってくれます。

えっこれでは解らんだと・・・では写真で紹介ですね。


コレがカセット端子の取り外し箇所です。 カセットでいうと裏面に拡張音源関連のピンがあります。


コレガ先ほど外した端子の金属部分の半田面で黒い線が本体に繋ぐためのコードの線です。
茶色が拡張音源+内臓音源をテレビに繋ぐためのコードを繋ぐ端子に配線する線です。


配線が完了したアダプタです。


コレが接続例です。

その後ゼルダのオープニングを聞いてみたが拡張音源が聞こえたので少し感動してしまいました。
また配線しだいでは、拡張音源だけ再生や内臓音源のみの再生も可能

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