メガドライブ1
1988年にセガが打倒ファミコンと言わんばかりに誕生させたハードで音源もFM音源しかもAV出力標準仕様
しかし音声がモノラルや映像が汚いなどなにかとユーザーを困らせた機種でもあった。
しかしソニックの発売で売り上げも好調
任天堂がファミコンを捨てスーファミに販売路線を変えさせた原因の1つでもあるしかし、スーファミの価格が安かったり
任天堂ユーザーが多かった影響で結局あまり売れなかった。
しかしアメリカでは、スーファミと対等に戦って勝利した時期もあった。
つまり実際問題メガドラは、アメリカ人向けのゲーム機だった。日本では、マニア向けと称されています。

購入した理由
ある日ネットで日本のカセットをアメリカの本体で起動させると、
タイトルや字幕部分が1ぶ英語に切り替わるという記事を見た。
さらに調べたら、日本の本体の数ある基板バージョンの中でアメリカ版に切り替えが出来る回路が有ることが判明。
それから数日がたちついに買う決意が出来たのである

早速ジャンク本体を購入しかし回路が違っていてアッサリ故障させた。300円だからといいつつ買い直しを諦めていた
しかし妹が買い換えた携帯の付属アプリにソニックのゲームが入っていたのを知りさき越されたと思い急いで、
切り替えモード付の互換機を購入することとなったがメガドラといえばメガドラ1のデザインじゃないとという理由で
純正派の血が騒ぎ買い直し決定したのである。

紹介

メガドライブですがどう見てもCDが起動しそうな丸いデザインが困惑を呼ぶ
ビデオ出力はモノラルですがイヤホン端子はステレオで配線しだいでステレオテレビ対応になります。

これが今回イヤホン端子経由にてステレオ入力可能するために純正コードを分解し配線し直しました。
この配線は、RGBコネクタの制作販売をしている同人グループのサイトからヒントを得ました。

初めの写真になにやら変なスイッチがありましたね拡大しましたので見て

右の写真を見ての通りアメリカ版専用のカセットを起動させるための切り替えスイッチだったのです。
今回はON・OFFと書いてあるプレートのON側に切り替えたらアメリカモードになるように取り付けました。


これがセガオフィシャルのコントローラーで下の3ボタンパッドは、人間工学デザインらしいです。
僕が今まで見てきた人間工学に基づいたコントローラーは全て持ちにくく粗悪品扱いだった気がします。
上の小さい方は、格闘ゲームがストリートファイター人気に便乗して、6ボタン格闘の誕生が相次いだので
6ボタン対応にしたようで1部3ボタンゲーでは誤作動するらしく強制的に3ボタン専用として認識させる
モードスイッチも搭載しています。
改造講座
先ほどのアメリカ用カセット起動の改造方ですが1部本体でしか出来ません。
基本的にジャンパーピンがある基盤の改造が前提でこの場合、
三路スイッチにて切り替えできるように配線するようですが、
今回はジャンパーピン無し基板でもアメリカ版認識用コンデンサー付基板の改造方を紹介

基板の中にJP1〜JP4ガ並んでる箇所を探します。
今回は、JP1とJP2を使います。残りは、映像を切り替えるもので
切り替えてしまうと日本用テレビでは再生不能になるようです。

次に先の尖った物かカッター等でJP1にある半田箇所をまたぐ白線を切断します。
テスターで電気が流れないか確認し流れていなかったら成功です。
これでこの基板は、アメリカ専用になります。
しかしこのままだと日本用本体専用のゲームが起動できなくなるので
さらに1部ゲームは文字が英語になってしまいますので
JP1にジャンパーピン代わりのスイッチを付けます。
つまりこの基板は、JP1を切り離すだけで切り替わるようです。

最後にカセットのロック機構を取り外しスイッチを取り付け完成です。
外す理由はアメリカ版カセットの都合でスイッチと連動しているロック機構が邪魔で
スイッチが完全に入らないので外さないといけません。

万が一このページ記載と違う基盤をお持ちの方用に
今回の回路を含む詳しい改造の配線図を教えます


まずは、配線図の説明です。配線図にあるA〜Cがネットで改造可能と言われている
バージョンの配線箇所の簡略図である。
なお解かっていると思いますが配線箇所の基盤向きは、簡略図の回路図でいうと
下側がJP1 JP2と書いある側です。上の改造説明の写真参照
またアメリカ版の基盤は部品配置が違うため切り替え原理は同じ模様ですが配線箇所の位置が違うのと
切り替えスイッチの共通端子側の向等が違うため今回の回路図は使えません。
(製造時期の都合でアメリカ版基盤と同じだった場合は、海外サイトをご参考ください)

アメリカ版基盤の配線箇所の参考写真があるサイト
Genesis Region Mods
Sega Genesis Model 1 Region Modification
アメリカ版基盤は、USモードの回路を切り離しJPモードの回路に接続する方法の説明をしていることをお忘れなく

簡略図のA〜Cの説明である。
A・・・・ジャンパー線で配線されている基盤で初期生産分でよく見られる配線。
B・・・・コンデンサーでJPモードの接続を判断している基盤で中期生産分でよく見られる配線
C・・・・ジャンパー線の変わりに回路パターンで配線してある基盤で後期生産分でよく見られる配線

配線方法の説明
配線箇所は、JP1とJP2の箇所に配線します。上の簡略図で言うと
JP(日本)=JP1(ジャンパ1)US(米国)=JP2(ジャンパ2)と言う関係になります。

A・・・・ジャンパー線を外して切り替えスイッチを配線します。
B・・・・JPモードに繋がるパターンをカットしスイッチを配線します。
C・・・・JPモードに繋がるパターンをカットし切り替えスイッチを配線します。
※・・・切り替えスイッチは、1回路2接点スイッチ及び3路スイッチとも言います。
注意:コンデンサ付きの切り替え回路搭載基盤以外の改造はネットの情報を基に書いただけで
改造は試していないので、切り替えスイッチの共通端子側のパターンが上下逆に記載している可能性があります。
万が一上下逆だった場合はご連絡ください。



最終版の基盤
上の説明文でアメリカのサイトで紹介してある基盤と同じ場合は、海外サイトをご参考に
とか書いてましたが他の基盤でも改造したくて本体のみ販売のものを買ってみたら
海外でよく紹介されている基盤と一緒のようだが少し違う基盤を入手したので改造方紹介します。

今回の基盤は、後に誕生するメガドライブ2と同じ部品を使っているようで
メガドライブ2同様の起動前に起動ロゴらしき英文が出るようである。
つまり音の悪さも一緒らしい・・・・・(詐欺だ!!)。
とりあえず改造します。
ジャンパー線の切り替え方法は、上の説明で言うとCタイプと同じですが
ジャンパーピンの差込端子の位置がメガCDを繋ぐ端子付近にあり、
ジャンパーピン代わりのパターンが基盤裏に配線されています。


赤丸の箇所がリージョンモード及び映像信号の
切り替えができる箇所在り処である


簡略図を描きますとこのようになってます。
見方は、簡略図の下がコントローラー端子側に当たる部分です。
なおジャンパピン代わりの回路は、基板の裏側で繋がっているので
裏側の配線をを切り離し切り替えスイッチで切り替え
できるように配線します。(簡略図は、表側から見た図である。)
ちなみに切り替えスイッチの共通端子側は、基盤の表側で
いうとJP1などが書いてある箇所の反対側にあたります。


写真で説明した場合、切り離し場所が赤丸で
スイッチの共通端子の配線箇所が青丸部分である。
また間違って映像側を切り落とさぬように。


ステレオ改造講座
ここでステレオ音声出力にてテレビ入力する方法を紹介

用意する本体は絶対に後期型本体以外でお願いいたします。
後期型本体は、モノラルモードは普通なのにステレオモード音質最低に改良されています。

簡単ステレオ出力
この方法は、イヤホン端子に携帯オーディオのイヤホン出力をコンポ等の入力端子に変換する
ケーブルを接続してテレビから再生させるだけ。

本体内部からステレオ出力端子を配線させる方法
この方法は、セガ公認の改造方法で・・・・!?
(改造法を教えるぐらいなら何故ビデオ端子もステレオ対応にしなかったのかと後に悪評が出たのは言うまでも無い)

原理はステレオ対応のイヤホンアンプの入力部分にステレオの音声端子を配線するだけ。

回路図

この回路図通りに配線し映像端子は、ビデオ端子の端子から配線します。
僕はジャンク品のプレステのビデオ端子を使いました。(RGB未配線ですが)

おまけ
ここでアメリカモード起動の証拠動画を作成しました。

動画の説明

モード切替OFF確認(日本モード)→電源ON→起動エラー→モード切替ON(アメリカモード)
→電源OFF&ON(再起動)→起動成功

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