RGBケーブルを作る

趣旨等
僕の家には、RGBモニター等がありませんが最低でもRGB映像からコンポジット及びS映像かVGA変換したのを使えと言われている
MSXとメガドライブを所有していたのでAVデミロという信号変換機の中古を買って専用のRGBケーブルを自作して使うことになった。
AVデミロミロが調子が悪くなったので(自作ケーブルの配線が悪いという説もありますが)これきっかけに
マイコンソフト社のXRGB-2の中古を手に入れたので高画質変換でゲームプレイしています。
繋ぐモニターはパソコン映像入力対応の地デジテレビですが・・・・・・(汗;)。
変換機の紹介は、今回は致しませんが自分でケーブルを作ったということでRGBケーブルのピンアサインを紹介いたします。


注意事項
外国用のRGBケーブルは、端子は同じ形をしていますが日本の端子とピンアサインが違っており、
1部の国では、S映像やコンポジット入力と兼用して使われておりRGBの信号線が配線していないケーブルや切替機があるので
日本で使うときは21ピンすべて配線した端子か端子が分解・半田作業で配線が入れ替えれるRGBケーブルしか使えないようである。
つまり本体付属の端子が日本のRGB端子と同じでもその機器は必ずしもRGB対応とは限らないということである。


端子・ピンアサイン等

このピンの並びは、ケーブル側の端子をはんだ面から見た順になっています
また21ピンの端子は、金属フレームでGND専用として使うものである。

ピンアサイン
ピン番号    信号名
 01・・・音声(左)
 03・・・音声GND
 04・・・音声GND
 05・・・音声出力(右)
 07・・・コンポジット・ビデオ信号GND
 08・・・コンポジット・ビデオ信号GND
 09・・・コンポジット・ビデオ信号入力
 11・・・AVコントロール信号(AV)
 13・・・RGB映像GND
 14・・・Ym・Ys GND
 15・・・RGB映像(赤)入力
 16・・・RGB映像切替信号(Ys)
 17・・・RGB映像GND
 18・・・RGB映像GND
 19・・・RGB映像(緑)入力
 20・・・RGB映像(青)入力
 21・・・フレームGND(金属フレーム)
※AVコントロール信号は、本体から出ている+5Vで代用可能
 RGB映像切替信号(Ys)は+5Vを抵抗経由(75Ω〜)の入力で代用可能
 今回のピンアサインは、RGB入力に必要な信号だけ記載しています。
GND端子は、基本的にフレームGNDとその他GND1〜2本の計3本ぐらいの配線で良いが
1部RGBモニター(テレビ)が手抜き設計で1部GND端子に配線していない場合があるので
映像や音声にノイズが出てしまった場合はGNDの線は2〜3本を本体から繋ぎ残りのGND端子は
本体から配線したGNDの端子と線で他のGND端子と繋ぐ方法にした方が良いでしょう。

RGBケーブルの配線
大半のゲーム機は、専用の端子規格で自作に向いていないのですが
メガドライブ・MSX・ネオジオに至っては、汎用端子を使っているため自分で1から作ることができます。
プレステは、適当なRGBケーブルにAVアダプターのコネクタを配線すればいちよう自作可能ですが。

今回は自分が自作した端子のピンアサインだけの紹介にいたします。
(作動確認できていない配線図は、載せたら危険なので他のホームページを見てね。)
ということでプレステとMSXとメガドライブとPCエンジンの紹介をいたします。

<プレステの配線>
プレステAVアダプターのコネクタの線の色
信号名線の色
R
G
B
ビデオ(同期)
S(C)
S(Y)薄緑
L音声
R音声
+5V
GND
GND
フレームGND外皮
AVコントロールは+5Vを繋ぐ
YSは、抵抗経由で+5Vを繋ぐ
<僕の配線した端子について>
スーファミのRGBケーブルを連結させて使用しています。
(連結箇所は、箱に入れ箱にはAVアダプターのビデオ端子を付けたので一応ガンコンに対応してる)

<PCエンジンの配線>
PCエンジンの場合は、本体内部で出力されていますが外部機器接続用の拡張バスピンにしか接続しておらず
しかも、RGB出力できるユニットが未発売で終わっているため自分で接続端子を配線しなくてはいけないまた映像信号は、
ビデオアンプ経由でないと暗いようである。(1部映像変換機器ではいらないらしいが)
以下の改造ができるのは、初代・コアグラフィック・・コアグラフィック2・インターフェースユニット
スーパーグラフィックス・スーパーCD・PCエンジンLTだけである。
(PCエンジンDUO以降の本体は、ビデオ関係のICから直接配線すれば行けるようですが配線するピンの幅が狭いので注意が必要)
PCエンジン拡張バスピンアサイン (映像関連のみ掲載) 1    2   3 〜20 21   22    23 C 音声右   5V    省略  ・・  映像    RED B ・・・ ・・ 省略 ・・ ・・   GREEN A 音声左   GND   省略 +5V  SYNC    BLUE          本体側から見た端子 なお・・や・・・は、映像・音声に関係ないピンを表しています。 またこのピンアサインの並びは端子の半田面(基盤裏)から見た並びです。 ただし本体にRGB端子を配線した場合音声側にもアンプがいるが、増設端子をスーパーCDや
インターフェイスユニットに配線し音声とビデオ(同期)は、CDシステムのビデオ端子から
配線すると内臓回路で増幅されるためアンプ不用になります
でもRGB信号だけは、要アンプですがね。
<僕の配線した端子について>
今回は、RGB専用の端子を取り付け専用ケーブルにビデオアンプを内蔵させたので
他のアンプが必要な機種と共用できるようにいたしました。

<メガドライブ(マスターシステム)>
RGB映像が出ていますが、RGBの終端処理していないので1部のゲーセンモニター以外では
明るすぎるので各信号に75Ω程度の抵抗を入れる必要があるようです。
なおマスターシステムでは、終端処理しているのでケーブルを兼用する時は、
切り替えスイッチを使って切り替えないとマスターシステムの映像が暗くなるようである。

これが、ピンアサインですが端子の図の横の回路は、
メガドラに専用のRGB端子を付ける際のステレオ音声の取り出し方の回路である
なお今回使う端子はオーディオ用DIN8ピンで通常は、Bタイプという名称で売られてることが多い。
本体のAV端子を使う場合は、RGB端子にステレオイヤホンケーブルを配線し
イヤホン出力からステレオを取り出すのが一般的です。兼用の場合は、内臓スピーカーと
イヤホンの切り替え対応のイヤホン端子をスイッチの箱に取り付けて配線するとメガドラがステレオ
マスタ−システムがモノラルと出力できます。
<僕の配線した端子について>
メガドラ本体は、プレステのAV端子を付けて直接ステレオ出力対応にしており、
マスターシステムは、切り替えスイッチでメガドライブと兼用にしています

<メガドライブ2>
RGB映像が出ていますが、RGBの終端処理していないので1部のゲーセンモニター以外では
明るすぎるので各信号に75Ω程度の抵抗を入れる必要があるようです。
ステレオ音声はノイズまみれなのでモノラル音声をつなぐ方が良いとの事(海外後期型除く)
<ピンアサイン>
1 Blue
2 +5V
3 Green
4 Video
5 CSync
6 Audio Monoral
7 Red
8 Audio Left
9 Audio Right
フレーム GND
なお使用する端子は、ミニDIN9ピンですが、部品屋の端子を使用すると
端子は接続できてるが、少し差し込みが甘くなるので端子カバーを削るか
端子を少し浅目に差し込んで接着剤での固定等をする必要がございます。
なお非純正のステレオケーブルの中にモノラル音声ステレオ入力対応配線しただけの物や
本物のステレオだけど左右が逆配線の物があるので要注意らしいです。
<僕の配線した端子について>
ステレオケーブルを先に作って使っていましたが、音声が汚いのが嫌なので本体は売り払い
その後海外版を購入しRGBケーブル配線することにしました。そして端子を注文したが、
種類を間違える事件をやらかしたためプレステ端子を取り付け使ってます。(笑)
※海外版の後期型は、音声回路の欠陥を修正した回路になっていますのでノイズや音割れが日本版よりましとなっています。

<MSX2以降の機種の配線>

これが、ピンアサインと端子の図です。
今回使用する端子は、汎用(パソコン用)DIN8ピンで通常は、Aタイプという名称で売られてることが多い。
パナソニック製の1部機種は、同期信号がコンポジットで、AVケーブルと兼用になっている模様。
1部Sビデオ変換回路は、コンポジットを同期信号にしないと綺麗に変換しないものがあるので注意が必要。
<僕の配線した端子について>
通販店で売っていたRGB用のセレクターやヨーロッパテレビ用に使うケーブルの先に
端子を取り付けて使っています。 AVデミロが現役だった時は、同期信号にコンポジットを
使わないと映像が映らなかったので(原因不明)ビデオケーブルも配線し使っていましたが現在は、
専用の同期信号で映像を映しています。


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